「頻尿」の対処方法

昼間頻尿への対処方法

昼間の排尿回数が多すぎることを言います。

膀胱訓練

(切迫性尿失禁への対処方法と同様です)
早め早めにトイレに行く習慣を続けていると、膀胱はだんだん小さくなって尿がためにくくなります。逆に我慢すると膀胱は広がります。なるべく尿意を我慢し、何度目か尿意が落ちついた所で急がず、我慢しながらトイレに行くようにします。毎日繰り返すと膀胱に少しずつ溜められるようになっていきます。

はじめのうちは、5分から15分と徐々に我慢の時間をのばしていきます。一回の排尿量として200 ccから400 cc程度出せるまで訓練を続けます。3時間の間隔があけられるようになれば、排尿を自分の意志でコントロールできるようになったといえます。
また我慢できるようになるためには尿道をしめる筋肉(骨盤底筋)も強くなくてはいけません。肛門と一緒に、女性であれば膣、男性はペニス(尿道)を締めたり緩めたりする骨盤底筋トレーニングも同時に行います。

夜間頻尿への対処方法

夜間頻尿とは、夜間睡眠中に、排尿のために、1回以上起きなければならないことを言います。夜間頻尿の原因はいくつか考えられます。夜中に多量の尿が作られるために回数が増えるタイプ(夜間多尿)や膀胱に溜められる量が少なく回数が増えるタイプ(膀胱蓄尿障害)、排尿後に残尿があるために回数が増えるタイプ(膀胱蓄尿障害)、不眠が原因のタイプ(睡眠障害)など様々あります

多尿・夜間多尿の場合

1日の尿量が20~25mL/kg(体重)となるように飲水量を調節することが必要です。50kgの方ならば、1日に1000~1250mLの尿排出がベストな尿量で、その際に飲んだ量が適切な飲水量と言えます。これは、2~3日間、排尿量と飲水量を測り、日誌に記すと自身の飲水量が適切か否かを理解することができます(排尿日誌)。

膀胱蓄尿障害の場合

尿意切迫感を必須症状とする過活動膀胱があり、夜中の排尿が複数回になっている場合、過活動膀胱治療薬で改善するとされています。泌尿器科医やかかりつけの医師に相談しましょう。

睡眠障害の場合

飲水量の調節、就寝前3~4時間のアルコールやカフェイン類の摂取を避ける、就寝前の喫煙を避ける、就寝1時間前から部屋を暗くする、規則正しい食習慣を心掛ける、入床1~2時間前に入浴する、昼食後に約30分間昼寝をする、夕方に運動するなど、生活の中で夜の快眠を促す生活改善をする。睡眠薬は、睡眠障害のタイプ別に使い分けが重要です。泌尿器科医やかかりつけの医師に相談しましょう。

夜間多尿とは、夜間に1日尿量の1/3以上(33%以上)の尿排出があることを言います。朝から夜までの飲水量および夜中の飲水量が過多にならないように、またアルコールやカフェインの摂取も夜間多尿の原因となりますので控えましょう。塩分制限や夕方あるいは夜間の運動療法(散歩、ダンベル運動、スクワット)なども効果があると言われています。夜間多尿に有効的な薬物もあります。薬物については、泌尿器科医やかかりつけの医師に相談しましょう。