排泄ケアの基礎知識
テキストの例です。ここをクリックして「テキストを編集」を選択するか、ここをダブルクリックしてテキストを編集してください。文字の色やフォントなど、テキストのスタイルを変更することもできます。作成したテキストは、ドラッグ & ドロップで自由に移動できます。ホームページを紹介したり、自己紹介テキストを入力しましょう。
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排尿トラブル(下部尿路機能障害)は、尿が漏れる(失禁)、尿が出にくい(排泄困難)、排尿の回数が多い(頻尿)の3タイプに大別されます。
症状のタイプ別に、対処方法を見てみましょう。
NPO法人
日本コンチネンス協会
排泄ケアのヒント > 排尿障害(下部尿路機能障害)のケア > 「切迫性尿失禁」(尿の漏れ)の対処方法
「切迫性尿失禁」(尿の漏れ)の対処方法
「切迫性尿失禁」とは
切迫性尿失禁にはトイレへ年中いっている頻尿がともなうことが多いのです。切迫性尿失禁の治療には薬が効果的ですが、薬は医師の診断が必要なので、相談するとよいでしょう。頻尿は膀胱が小さくなっている可能性が大きいので、膀胱を広げる訓練が役に立ちます。自分でできるので、トイレが近いひとはやってみるのがよいでしょう。
尿意コントロールと薬剤による対応
自分でできる改善法
薬剤(抗コリン剤)の併用
膀胱訓練と薬剤を併用する方法です。薬剤は膀胱が勝手に縮もうとする反射を抑え、膀胱の容量をふやす抗コリン剤を使用します。膀胱訓練だけで我慢が困難な方は、泌尿器科医や一部の婦人科医、あるいはかかりつけの医師に相談しましょう。医師より薬の処方が出たら、これを内服することで尿の我慢が可能になり、理想量(250〜500 ml)の尿をためること(膀胱訓練)ができやすくなります。ただし、副作用には注意しましょう。
膀胱は伸び縮みが比較的自由な袋です。もれが心配だからといって、早め早めにトイレに行く習慣を続けていると、膀胱はだんだん小さくなって尿がためにくくなります。逆に我慢すると膀胱は広がります。
尿意は波のように寄せたり、引いたりしながらだんだん強くなっていきます。なるべく尿意を我慢し、何度目か尿意が落ちついた所で急がず、我慢しながらトイレに行くようにします。毎日繰り返すと膀胱に少しずつ溜められるようになってゆきます。
尿意は波のように寄せたり、引いたりしながらだんだん強くなっていきます。なるべく尿意を我慢し、何度目か尿意が落ちついた所で急がず、我慢しながらトイレに行くようにします。毎日繰り返すと膀胱に少しずつ溜められるようになってゆきます。
はじめのうちは、5分から15分と徐々に我慢の時間をのばしていきます。一回の排尿量として200 ccから400 cc程度出せるまで訓練を続けます。3時間の間隔があけられるようになれば、排尿を自分の意志でコントロールできるようになったといえます。
膀胱訓練のためには1日1,200 ml〜1,600 ml程度の水分をとり、排尿間隔を少しずつのばすように心がけましょう。
また我慢できるようになるためには尿道をしめる筋肉(骨盤底筋)も強くなくてはいけません。肛門と一緒に、女性であれば膣、男性はペニス(尿道)を締めたり緩めたりする骨盤底筋トレーニングも同時に行います。