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「便失禁」(便の漏れ)の対処方法

「便失禁」とは

便は尿以上に臭うため、便失禁は尿失禁より問題はさらに深刻です。便失禁は原因によって対処方法が異なります。いたずらに心配するのではなく、原因に対する対処方法を行ってみてください。

「便失禁」の対処方法

高齢者や若い女性に多いのは便秘です。大切なことは気持ち良く排便できる生活習慣をつけることです。便秘の改善方法として薬は補助的な手段として用い、日頃の食生活を改善したり、規則的な排便の習慣をつけることが大切です。

腹圧性便失禁

おなかに力が入った時に柔らかい便がもれ出るようであれば、便が軟らかくなる理由を確認してなるべく軟らかくならないようにします。場合によっては下痢止めなどを飲み、便をある程度固くしてまとめるようにするともれにくくなります。おなかに力が入った時に便の固まりが出てくるようであれば、何らかの原因で肛門がゆるんでいる可能性があります。便意を我慢せずにきちんと定期的に便を出す習慣をつけます。肛門のゆるみを治す手術が有効なこともあるので、消化器外科、肛門科を受診しましょう。また、便の性状にかかわりなく、肛門をしめる骨盤底筋を鍛える骨盤底筋訓練を行ってみましょう。

切迫性便失禁

急激に便意を催して間に合わない時のほとんどが下痢を伴っています。下痢を改善することが便失禁の改善にもなります。

溢流性便失禁

もともと便がたくさん溜まっていることによって起こることから、便を出し切ることが大切です。下剤、浣腸などによって便をすっきり出し切ります。毎回それらの方法にたよらなくてすむように便意を我慢せずに定期的に排便する、日常生活を規則的に整えるなどが必要になります。

機能性便失禁

動作に関する判断、動きができないためにもれるタイプです。便の性状が硬すぎたり、軟らかすぎたり、便意がはっきりしない、定期的な排便ができないなど、排便のコントロールが難しい場合は受診しましょう。