基礎知識

コンチネンスとは?

排尿や排便が正常の状態を表す言葉をエギリス言葉で「コンチネンス」というのじゃが、大和言葉では「禁制」という。この言葉はちゃんと辞書にもかかかれておる。「失禁」は禁制の反対語で、意識しないであるいは意志に反して尿や便が漏れる状態をさす言葉でエギリス言葉では「インコンチネンス」という。しかし、尿や便が漏れるだけでなく、出にくいのも大問題である。そこで、ここでは尿や便の失禁だけではなく出なくて困ることを含めて排泄障害ととらえ、対処方法を考えるとしよう。

尿や便はどこでできる?

これからの話には最低これだけは知っていてほしい。尿は腎臓で作られ、尿管を通って膀胱で溜められ、脳の指図によって、尿道から排出されるのじゃ。(泌尿器系・神経系)便は食物として口から入り、胃、小腸、大腸を経由し直腸に溜まり、脳の指図によって肛門から排出されるのじゃ。(消化器系・神経系)手や足腰は厠にいったり、ちり紙を使うのに大切な役割をはたす。(筋肉骨格系)つまり、お尻の部分だけではなく、身体全体が関っていることを知っていてほしい。

排泄障害の分類

排泄障害には尿と便があり、それぞれ漏れて困るものと出なくて困るものがある。また、頻繁にトイレにかようのも問題となる。

(1).排尿障害

尿が漏れる
(尿失禁)
溜められずに漏れる
(蓄尿障害)
・咳やくしゃみで漏れる(腹圧性尿失禁)
・我慢できずに漏れる(切迫性尿失禁)
・神経の未発達で漏れる(夜尿症)
出にくくて漏れる
(排尿障害)
・出にくいので漏れる(溢流性尿失禁)
環境が悪いので漏れる
(環境障害)
・トイレが遠くて間に合わないで漏らす等
 (機能性尿失禁)
尿が出にくい
(排尿困難)
神経の障害で出ない(神経因性膀胱)
排尿の回数が多い 一日10回以上、特に夜間にトイレにいく回数が多い(頻尿)

(2).排便障害

便が漏れる
(便失禁)
我慢できずに漏れる
(蓄便障害)
・括約筋のゆるみ、下痢(腹圧性便失禁)
・下痢(切迫性便失禁)
出にくいので漏れる
(排便障害)
・便があふれ出る(溢流性便失禁)
・敢入便が溶けて流れでてくる(疑似性下痢)
環境が悪いので漏れる
(環境障害)
・トイレが遠くて間に合わないで漏らす等
 (機能性便失禁)
水様の便が出る 便の水分が多くなり、便の形がなくなって状態(下痢)
便が出ない 便が固い、出すのに苦労する、何日も出ない(便秘)
排便の回数が多い 神経性のものでトイレの回数が多い(頻便)

 
日本コンチネンス協会 東京都杉並区善福寺1-4-2-103
JAPAN CONTINENCE ACTION SOCIETY #103, 1-4-2 Zenpukuji, Suginami-Ku, Tokyo 167-0041 Japan