排泄ケアの基礎知識
溢流性尿失禁と対処方法
尿が膀胱に残っていていっぱいになり、あふれてちょびちょび漏れるタイプを溢流性(いつりゅうせい)尿失禁と言いますが、なぜ溢れるのか原因をはっきりさせることが肝心です。なかでも尿を出しきれないで膀胱に残っている状態を"残尿がある"というのですが、残尿があると溜まった尿が細菌で汚染されやすいので、このタイプだと思ったらすぐに医師にみてもらうことが肝心です。
溢流性尿失禁の対処方法
尿を出しきることが出来ないために残尿がもれてくるのが溢流性尿失禁です。対応方法は尿が出ない原因をとりのぞく治療と、残尿を無くす治療とがあります。
<尿道の閉塞を解決する>
尿道が狭かったり、途中で物が詰まっている場合、その原因を治療することができれば溢流性尿失禁も治ります。
例えば前立腺肥大であれば薬や大きくなった前立腺を削る治療です。
<残尿を無くす方法>
残尿のために溢流性尿失禁が起きるので、残尿を減らすことができれば尿失禁も治ります。
毎回尿を出しきるようにお腹を押したり、膀胱を縮ませる薬が有効な場合があります。どうしても残尿がある場合は、一日に3回から6回の割合で定期的に柔らかい管(カテーテル)を尿道から膀胱に入れて、その都度尿を取り除く「導尿法」を行います。病院で指導を受けて、あとは日常生活の中で自分で導尿を繰り返し行います(自己導尿)。自分でできない時は家族の人が行うこともあります。








